Drift Blend Zoneest.2019
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Drift Blend Zoneについて

ブレンドで、流れる時間を。

v3.02019

中村 蒼カフェを開いたのは2019年の秋でした。それまでの7年間、大阪・堀江のスペシャルティコーヒーショップで焙煎と抽出を担当していました。技術は身についた。でも、ずっと気になっていたことがあった。「お客さんが自分で味を決める余地がない」ということです。メニューに載っているものを注文して、出てきたものを飲む。それだけ。コーヒーはもっと対話できるはずだと思っていました。

v2.02020

開店当初は「その場ブレンド」のコンセプトを説明するのに毎回10分かかっていました。「え、豆を混ぜるんですか?」という反応がほとんど。最初の3ヶ月は正直しんどかった。でも、一度体験したお客さんが翌週また来て、「今日は比率を変えてみたい」と言ってくれたとき、これでいいと確信しました。今では常連さんの多くが自分の「定番比率」を持っています。カウンターに貼った小さなメモ帳に、それぞれのブレンドレシピを記録しているお客さんもいます。

v1.02021

焙煎機はGiesen W6Aを使っています。週に一度、水曜の朝6時から始めて、だいたい午前中いっぱいかかります。豆の仕入れはエチオピアとコロンビアはImporter Directから、グアテマラはKyoto Greens経由で届きます。産地の情報はできるだけカウンターに置いたカードに書いています。農園名、標高、精製方法。難しい話をしたいわけじゃなくて、飲む前に少し想像してほしいんです。どこで誰が育てたのか、ということを。

中村 蒼

中村 蒼・堀江のスペシャルティコーヒーショップで7年間、焙煎と抽出を担当したのち、2019年にDrift Blend Zoneを開業した。Giesen W6Aの焙煎プロファイルを自分で設計し、仕入れ先の農園情報をカードにまとめてカウンターに置くスタイルは開店当初から変わっていない。休日は近所の古本屋を巡るのが習慣で、「コーヒーと本は、どちらも最初の1ページが大事」が口癖。焙煎の日は朝5時半に店に入り、豆の状態を確認してからプロファイルを微調整する。